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2020/08/25 UT の木星画像




晴天が続き、連日撮像を試みていますが、シーイングが悪すぎて報告に到っておりません。
今回は、久し振りにシーイング状態が少し良くなり、8月19日以来の報告になります。しかし、3セット目の始めからシーイングが大きく崩れる場面が増え出し、カラ−画像はボツになりました。
現在の木星面は、永続白斑BAとGRS(大赤斑)との会合やNEB(北赤道縞)の活発化、そして、「NTBs jetstream outbreak」の発生などもあり非常に活動的で、観測が楽しくなります。
今回得られた画像についてコメントします。
 
・前進してきた永続白斑BAは、もう少しで完全にGRS(大赤斑)に追いつく所まで来た。
・BAの後方のSTB(南温帯縞)の断片は、近紫外線画像の撮像で見ると帯ではなく、まるで櫛の様に形状をしている。
・大赤斑(GRS)の後方のSEB(南赤道縞)の攪乱領域である「Post-GRS disturbance」の白斑が増加している旨の報告を何度かしたが、今回も微小な白斑が複数確認出来き活動的である(近赤外画像が判り易い)。また大赤斑(GRS)の前方のSEBの中央組織は、この領域においては濃く連続した帯として確認出来る。また中央組織とその上部に見える南組織との間が非常に明るい。
・1セット目のカラ−画像で、EZ(赤道帯)に大きなフェストーン(青黒いヒゲ状の模様)が2つ確認出来、そのほぼ中央にある青黒い斑点状の模様の前に輝度高い小白斑が確認出来る。この白斑はメタンバンド画像で明るく見え、高層に位置していると判断出来る。
・NEB(北赤道縞)の北縁付近のNTrZ(北熱帯)に発生したNTBs jetstream outbreak(攪乱現象の一つ)」は、木星面最速のジェット気流に乗って前進し、GRSの後方まで迫ってきた。、数日後には、GRS追い抜くと思われる。この攪乱現象は、輝度の高い白斑を先頭にして青黒い物質や小白斑を引き連れ、まるで彗星がたなびく様な感じで発達している様子が判る。メタンバンド画像で明るく見えるのでこの現象は上層に噴き上がっている攪乱現象であると判断出来る。
画像をクリック、再クリックするとより大きな画像になります。 (2020/09/01)

2020/08/25 UT の木星画像・・・・・・・・・・撮影/菅野清一 氏 (山形県上山市)




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