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2020/09/21 UT の木星画像




天候とシーイングの恵まれず、9月8日以来の12日ぶりの報告になってしまいました。
今回もシーイングは良くなく、更に雲に邪魔されながらの撮像になり、1セット目はカラ−画像と近赤外画像のみになってしまいました。
それに加えて、2セット目の近赤外画像のあたりから透明度も悪化し、シャッタースピードの遅い近紫外線画像やメタンバンド画像の撮像は苦労しました。
現在木星面には、3ヶ所で「NTBs jetstream outbreak」が発生していますが、なぜか私は#1しか確認出来ておりません。今回取得した画像も#1です。
当サイトの管理人さん作成の「NTBs jetstream outbreak」の経度変化図からも判るように、#1は、体系Uベースにすると、発生時点から木星を1周以上前進した事になります。
発生時は大赤斑の約110度程後方でしたが、1セット目のカラー画像を見ると、大赤斑の後方に迫ってきており、改めて木星で最速のジェット気流の速さを実感します。
今回報告の画像で気が付いた点を以下にコメントします。

・永続白斑BAを確認出来のは8月28日以来で、大赤斑より前方に前進した事が判る。
・大赤斑(GRS)の後方のSEB(南赤道縞)の攪乱領域である「Post-GRS disturbance」に、大きな白斑が確認出来る。大赤斑の下方のSEBの南組織にリフト((rift:斜めの裂け目)があり、流れが途切れてる様に見える?
・EZ(赤道帯)の領域のフェストーン(青黒いヒゲ状の模様)が少なく、この領域の活動がこれまでと比較すると活動的で無い様に見える。
・向かって左端側のNEB(北赤道縞)の南縁(上側)に見える暗班は、衛星イオの影である。NEBに大きなリフト((rift:斜めの裂け目)が確認出来る(GRSの下方から outbreak#1の先頭の輝点付近まで)
・「NTBs jetstream outbreak」#1の先頭の輝点の輝度は衰えていない。また後方の活動領域は、NEBの北縁に影響を及ぼしている(北縁が抑え込まれている?)様に見える。
画像をクリック、再クリックするとより大きな画像になります。  (2020/09/25)

2020/09/21 UT の木星画像・・・・・・・・・・撮影/菅野清一 氏 (山形県上山市)




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