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2021/08/05 UT の木星画像b




 シーイングが安定せず、2セットのみの撮像になってしまいました(撮像前と2セット目の近紫外画像の撮像中に再び悪化)。
今回の木星面は、8月3日の木星面の前方の領域で、GRS(大赤斑)が見える領域になります。気が付いた点を以下にコメントします。

・7月16日にGRSに真上にあった淡い白斑[糸のように細いSTB(南温帯縞)の先端にある白斑]は、GRSの先端まで移動した。この白斑はメタンブライトではないが、海外の観測者の情報によると8月7日頃に攪乱現象が発生しメタンブライト化したらしい。

・GRSの後方に伸びているSTrB(南温帯紐)と呼ばれる細いバンドの中に、3個の暗斑が確認出来る。この暗斑とSTrBは、赤味を帯びているので近紫外線画像では濃く(暗く)見える。

・前回もコメントしたがGRSの後方のSTrZ(南熱帯)は、カラ−画像で青味を帯びた明るい領域なので、近紫外線画像では一段と明るく見える。

・GRSの中の芯はカラ−画像と近紫外線画像で明確で、近赤外線画像ではGRSの中の渦が確認出来る。

・GRSと真下のSEB(南赤道縞)の間の領域は、まだ赤みがある事が判る。またその下のSEBの南組織も赤味が目立つ。(近紫外線画像では一段と目立つ)

・GRSの直後方のSEBの中に青黒い暗柱の様な暗部が確認出来、その後方には青黒い物質が吐き出される様に連なり、SEBの南縁に流れ込み暗斑群を形成しているようだ。

・SEBの北組織(画像では下側)は、カラ−画像では淡く存在感が薄いが、赤味を帯びているので、近紫外線画像では細いながらもしっかりしている。同様に木星のほかの領域も、「近紫外線画像」と「近赤外線画像」からそれぞれの色特性を見分ける事が出来る。

画像をクリック、再クリックするとフルサイズ画像になります。  (2021/08/11)

2021/08/05 UT の木星画像b・・・・・・・・・・撮影/菅野清一 氏 (山形県上山市)




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