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2021/10/30 UT の木星画像b




 貴重な晴れ間が広がったので前日に続いて木星の撮像を実施しましたが、今回もシーイングが良くないうえに雲の発生もあり苦戦しました。いつもの様「にカラ−画像」と3種のフイルターによる「モノクロ画像」の撮像を2セット分+α試みましたが、「近紫外画像」と「メタンバンド画像」は全滅、「カラ−画像」と「近赤外画像」も一部ボツになり、残った3枚のみの報告になります。その為、各画像に表示してある撮像時刻の記録がかなり飛び離れています。報告の中の2枚目の「カラー画像」は撮像時に濃淡のある淡い雲の影響で取得映像の明暗が激しく粗い画像になってしまいました。最後の「カラ−画像」撮影後、濃い雲の来襲を受け以後の撮像を断念しました。

今回の木星面は前日報告の領域の後方で、永続白斑BAが見える領域とその後方になります。今回もベストショットと言えるものがありませんが、最初の「カラー画像」が他よりは若干マシです。以下に今回の画像についてコメントします。

・1枚目のカラー画像の上部のSSTB(南南温帯縞)に確認出来る小白斑は、高気圧性の小白斑AWOで「A7」と呼ばれるもので、近赤外画像で確認出来る小白斑は「A8」と呼ばれるものである。「A7」から後方(右側)に向かって伸びているSSTBは太い。

・1枚目のカラー画像のSSTBの下方のSTB(南温帯縞)の左端側に永続白斑BAが確認出来るが、明るさが無く縁取りのあるくすんだ白斑になっている。BAの後方にはSTBが確認出来、一部はSSTBと並行に並んでいる。また、STBは2枚目のカラ−画像の中央部から右側にも確認出来、この部分は「STB tail」とも呼ばれている。

・STBの下方のSTrZ(南熱帯)は、現在の木星面のなかで最も白く明るい領域になっている。

・SEB(南赤道縞)の南縁側(上側)に、赤茶色のバージと呼ばれる(艀状の細長い暗斑)が2ヶ所に確認出来る。

・EZ(赤道帯)を含む北側領域(下方)は、活動が静的で大きな変化は認められない。唯一活動的なのはNNTB(北北温帯縞)で、縞模様の再構築中である。
画像をクリック、再クリックするとフルサイズ画像になります。  (2021/11/05)

2021/10/30 UT の木星画像b・・・・・・・・・・撮影/菅野清一 氏 (山形県上山市)




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