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2021/11/07 UT の木星画像




 今回もシーイングに恵まれませんでしたが、何時もの「数打てば当たる方式」の撮像を取り合えず2セット分実施し、夕食休憩に入りました。
本日はGRS(大赤斑)が見える予定なので夕食後再開しましたが、シーイングは更に悪化しておりカラー画像のみで終了にしました。
シーイングが良くないとシャッタースピードの遅い「近紫外画像」や「メタンバンド画像」は、良像を得る事が難しく何時も苦労しています。
最後のカラ−画像は、ボケボケの画像ですが「GRS(大赤斑)」を見たと言う自己満足の記録です。
今回の木星面は「GRS(大赤斑)の前方の領域」と、おまけの「GRS(大赤斑)付近の領域」になります。今回もベストショットと言えるものがありませんが、1セット目と2セット目の「カラー画像」が他よりは若干マシです。

以下に今回の画像についてコメントします。

・1セットの全画像でSTB(南温帯縞)とSEB(南赤道縞)の間に見える大き目の黒点は、衛星「カリスト」の影である。

・SEB(南赤道縞)の南部(上部)は暗い紐状で、7月〜9月頃と比べると活動が弱い感じを受ける。衛星「カリスト」の影の少し後方あたりから細い紐状の中央組織を確認出来る。北組織は更に細く淡い。

・1セット目と2セット目の画像からは、この経度領域のEZ(赤道帯)、NEB(北赤道縞)に大きな変動確認出来ない。

・おまけの3セット目のカラー画像の経度領域からは、複数の変動が確認出来た。1つ目は、「GRS(大赤斑)」の上部のSSTB(南南温帯縞)に確認出来る高気圧性の小白斑AWOを何とか認識できる画像レベルであるが、10月29日の報告ではGRSの上部に位置してきた「A2」が前方に移動し、その後方にあった「A3」が真上に近づいている事が判る。2つ目は、「A2」の真下の経度にあたるNEBの南組織(濃い赤茶色の帯)の一部が途切れた状態になっている。この縞模様の上部に明るい白斑や下層から明るい明部物質などが発生したのかもしれない? またこの切れ目の直後のNEBの南組織の太さが太く見えるが、これはシーイングの影響で映像がブレ、下方の北組織側に存在している赤茶色のバージと呼ばれる(艀状の細長い暗斑)と繋がった様に見えるためではないかと推測する。

画像をクリック、再クリックするとフルサイズ画像になります。  (2021/11/11)

2021/11/07 UT の木星画像・・・・・・・・・・撮影/菅野清一 氏 (山形県上山市)




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