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2021/12/09 UT の木星画像




 天気とシ―イングに恵まれず、約1ケ月振りの報告で木星の視直径も小さくなり拡大率を変更しています。(F=18.5→23.0)
1セット目の「カラー画像」の撮像中から雲に邪魔されて撮像を中断し、2セット目の「近紫外画像」の撮像の頃から今度はシーイングが悪化し始め、3セット目も撮像してみましたが結局ボツになりました。今回の木星面は「GRS(大赤斑)の前後の領域」になります。今回のベストショットは、2セット目の「カラー画像」と「近赤外画像」です。
以下に今回の画像についてコメントします。

・「GRS(大赤斑)」の上部のSSTB(南南温帯縞)に確認出来る高気圧性の小白斑AWOの群れは、前回(11月7日)から更に前進し、群れの後方の「A4」と「A5」そしてその間に挟まれている「CWO」呼ばれる白斑の3個がGRSの上方に確認出来る。

・SSTBの下方のSTB(南温帯縞)は、淡い帯や暗斑の連なりの様な状態で確認出来る。この領域に存在している永続白斑BAは、「近赤外画像」と「メタンバンド画像」の右端側に確認出来る。

・GRS自体に大きな変化は認められないが、そのまわりを赤味を帯びたベール状のもので覆われている様に見える。また「近赤外画像」でGRSの前方にSTrBの様に見えるものは、上方のSTB領域の物質がGRSの渦に巻き込まれて出来たものだろうか?

・SEB(南赤道縞)の南部(上部)は、7月〜9月頃と比べると活動が弱い感じを受ける。また、GRSの真下の気流の流れが一部途切れている様な感じがする?

・この経度領域のEZ(赤道帯)に大きな変動確認出来ない。フェストーン(青黒いヒゲ状の模様)の活動も活発でない。・NEB(北赤道縞)も大きな変動は確認出来ない。上部の南組織と下方の2個のバージ(艀状の暗斑)が濃い赤茶色で木星面で最も濃い模様になっている。また、北組織側の淡化と下方のNTB(北温帯縞)の淡化(細化)の為にその間が非常に広くなったと感じる

・この領域のNNTB(北北温帯縞)は、暗斑の連なりになっている。
画像をクリック、再クリックするとフルサイズ画像になります。  (2021/12/12)

2021/12/09 UT の木星画像・・・・・・・・・・撮影/菅野清一 氏 (山形県上山市)




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