8月中旬から体調不良で惑星の観測を休止しておりましたが、体調が回復しましたので活動を再開致しました。
久しぶりに見た木星は非常に大きく感じました。シーイングの方は7月/8月とは大きく異なり、取得画像もそれなりです。
更に「近紫外線画像」の撮像中に赤道義が故障してしまい、3ショット分のみで画像処理していますので「近紫外線画像」は粗い画像になってしまいました。
今回の木星面でi気が付いた点を以下にコメントします。
・この領域のSSTBに見える小白斑(AWO)は左側から「A5」と「A7」で、「A5」の方が大きいが、「A7」の方は暗い縁取りがあるので認識しやすい。「近紫外画像」でも両方とも確認出来る。
・この領域のSTBの南組織は非常に濃く、目立つ存在になっている。
・SEBは活発な状況が継続している。
・EZには複数のフェストーン(青黒いヒゲ状の模様)が複数確認出来る。
・NEBは少し拡幅領域が縮小している? 小白斑(AWO)「A7」の下方のNEBの北側(下方)に見える白斑は、「WSE」と呼ばれているものの様だ。「近紫外画像」でも明るい白斑として確認出来る。
・NTBはまだ消失状態(明化状態)が継続している。