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2023/10/13 UT の木星画像




 久しぶりに木星の撮像をしましたが、シーイングに恵まれず撮像に苦労しました。
1セット目のカラ−画像は、GRS(大赤斑)が見える領域でしたがシーイングが悪すぎてボツにしました。撮像した画像から気が付いた点を以下にコメントします。

・1セット目の「近赤外線画像」の左端側に「GRS(大赤斑)」が確認出来るが、その上方のSTBに存在する「永続白斑BA」は、暗い縁取りがなくなってしまったので判り難い状態になっている。但し、1セット目の「メタンバンド画像」ではその存在が明るい白斑として確認出来る。また,この画像のSSTB領域にAWO(高気圧性白斑)が2個確認出来、BAに上に見えるのが「A4」で後方に確認できるのが「A5」である。3セット目のカラ−画像では「A7」と「A8」も確認出来る。

・STBは、1セット目のGRSの上部から3セットめの画像まで濃い縞模様として目立つ存在になっている。

・GRSの後方のSEBの南組織(上側)は、フレーク状の雲が連なっている様に見える。3セット目のカラ−画像でSEBの中央にリフトの様な大きな明部が確認出来る。

・NTBはまだ明化したままの状態が継続している。但し「メタンバンド画像」を見るとNTBは縞模様としてしっかり確認出来る。つまりNTBの上部(高度が高くない領域)に薄い層の明るい雲が存在していることを示している。

画像をクリック、再クリックするとフルサイズ画像になります。ブラウザの戻るボタンで戻れます。  (2023/10/17)

2023/10/13 UT の木星画像・・・・・・・・・・撮影/菅野清一 氏 (山形県上山市)



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