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2024/09/10 UT の木星画像




 最近の天気予報の精度が良くなく悩まされています。 今回も天気予報は一晩中晴天の予報でしたが、1セット目の近赤外線画像の撮像途中から雲が増加し始め、瞬く間に全天が厚い雲で覆われてしまいました。 観測ド―ムの中でひたすら雲が切れるのを待ち続けましたがなかなか改善せず、再び晴れ間が現れ始めたのは、1時間半程経過した後でした。
 今回は長時間の撮像を予定していたのですが、結局撮像時間が限定され、明るくなった空でのメタンバンド画像は少ないショットでの処理になっています。
ダメもとで明るい空のなかの木星のカラー画像と近赤外画像の撮像をしてみたのですが、カラー画像は発色がおかしくダメでしたが、近赤外画像の方はなんとかそれらしく処理できたので、付録にしました。 当地としては良好なシーイングなのに残念な撮像でしたが、広い範囲のSED(南赤道攪乱)の様子を確認出来たのと今期初めてBAを見る事が出来たのは収穫でした。
 以下に気が付いた点をコメントします。

・1ショット目のカラ−画像の上端部の南極地方に赤味の強い白斑が確認出来る。

・1ショット目のカラ−画像のSSTB領域に確認出来る小白斑は、向かって左側から「A7」と「A8」である。

・1ショット目のカラ−画像の「A8」のやや右側の下方のSTB領域に永続白斑BAが確認出来る。赤味を帯びているが明るさに乏しく存在感がない。

・今回の1ショット目のカラ−画像、近赤外線画像の全域にSED(南赤道攪乱)が確認出来、その活動領域は拡大している。2ショット目の各画像では、SED(南赤道攪乱)の後端領域が確認出来、青黒い気流が右手方向に流れている様子判る。(この領域のSEBの北組織の気流は、上側の南組織とは逆方向の向かって左側に向かって動いている気流なのでこのような様子になる)

・EZ領域はフェストーン(青黒いヒゲ状の模様)の活動が活発である。また上側の南組織は明るいが、下側の北組織は着色が濃い様に感じる。

・NEBの活動は活発で、大きなリフト(Rift:縞模様に出来る斜めの裂け目)や輝度の高い小白斑なども複数確認出来る。1ショット目のカラ−画像のNEBの向かって左側の下側(北端)に見える少し大きめの明るい白斑は、長命な白斑である「WSZ」である。


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2024/09/10 UT の木星画像・・・・・・・・・・撮影/菅野清一 氏 (山形県上山市)



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