HOME← 2024/11/09 UT の木星画像


2024/11/09 UT の木星画像




 久しぶりの快晴で長時間の撮像を実施する事が出来、3セット分とおまけのカラー画像を取得する事が出来ました。
1セット目のカラー画像は、今期の中では最高レベルの画像になりました。 但し、シーイングの方は一定でなく、良い状態とそうでない状態が入り乱れており撮像に苦労しました。こんなに短時間の内にシーイングが変化するのは過去にあまり経験がありません。 その結果、「De-rotation」処理できるショット数が一定でなく、各画像毎バラバラになってしまいました。
 近紫外線画像に関しては、何故かめぐり合わせ悪く、最後まで良好なシーイングに巡り合うことなく終了したのは残念でした。
以下に気が付いた点をコメントします。

・SSTB領域に確認出来る小白斑(AWO:高気圧性白斑)は、「A5」、「A7」、「A8」の3個で、8月の時点と比較すると約100度程度前進した事になる。(1セット目のカラー画像では、向かって左側が「A5」で右側が「A7」、2セット目のカラー画像では「A7」とその右側に「A8」が確認出来る)


・3セット目の各画像のSTB領域に永続白斑BAが確認出来る。8月頃と比較すると暗い縁取りがある為、認識し易くなった。カラー画像を見ると白い中心核を持つ赤茶色のリングを白いリングが取り巻く三重構造であることが判る。BAは高層領域に存在しているので、メタンバンド画像で明るく確認出来る。

・1セット目のカラー画像の左端側のSEBの領域に、木星で最も有名なGRS(大赤斑)を確認出来、その赤味が目立つ存在になっている。

・10月12日の報告では、GRSの後方のSEBの「Post-GRS disturbance」領域の活動があまり活発でないとコメントしたが、今回の画像(1セット目のカラー画像)から現在は非常に活発な状態にあることが確認出来た。

・EZ(赤道帯)領域のSED(南赤道帯攪乱)は、今回取得領域全体に確認出来、、4セット目のカラー画像の中心付近が後端部になる。

・EZ(赤道帯)領域は、SEDによる逆フェストーン状の模様とNEB側からの本来のフェストーンとで非常に活動的である。また、NEBの南組織の上端部の体系T30度付近に長さ40度程度の青黒い紐状の帯が確認出来、その箇所からフェストーン状のものが出ているのも確認出来る。(3セット目と4セット目のカラー画像参照)

・NEBにはリフト(Rift:縞に出来る斜めの裂け目)が複数確認出来、非常に活動的な状態を継続している。また、NEBの北端側(下側)の体系U170度付近に、長命な白斑である「WSZ」を確認出来る。(3セット目のカラー画像の中央から少し左側)

・NTBは相変わらず淡化消失状態を継続中。


画像をクリック、再クリックするとフメサイズ画像になります。ブラウザの戻るボタンで戻れます。  (2024/11/15)

2024/11/09 UT の木星画像・・・・・・・・・・撮影/菅野清一 氏 (山形県上山市)



HOME
← 2024/11/09 UT の木星画像


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ Copyright (C) 2017 Seiyukai. All Rights Reserved. ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

星空同人・星遊会