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2025/10/02 UT の木星画像



2025/10/02 UT の木星画像

 今期初めての木星画像の報告になります。
 高層気流予報の状態は良くなかったのですが、大赤斑が見える時間帯なので無理を承知の上で撮像してみました。2セット目のカラー画像の撮像の頃には空が明るくなり、以後の撮像は不可能になってしまいました。それでも少量ですが模様の様子の概要が判る程度の画像を取得出来ました。但しシーイングの影響で1セットのカラー画像とIR画像との時間間隔が大きく離れる結果になってしまいました。取得した画像から撮像領域の木星の様子を以下にコメントします。


 ・SSTBの領域に見える小白斑(AWO)は、1セット目のカラー画像の向かって左側から「A2」、「A3」、[A4」で、2セット目のカラー画像では、その後方に「A5」を確認出来る。

 ・STBは、1セット目のカラー画像では全領域の範囲では濃いベルトとして存在するが、2セット目のカラー画像では体系U=125度付近から先には確認出来ない。SSTBの[A4」の下方のSTBに細長い明部が確認出来るがこれは「STB 0Utbreak」と呼ばれる攪乱現象で、私は過去に確認した記憶がない。(近赤外線画像が判り易い)

 ・GRS(大赤斑)は、鮮やかなオレンジ色で中心核は認められない。GRSの大きさは、昨シーズンと同等レベルか若干小さい様な気もする。GRSの先端に淡いSTrBが確認出来る(近赤外線画像が判り易い)

 ・GRSの後方のSEBには、通常「Post-GRS disturbance」と呼ばれる攪乱領域が存在するが、昨シーズンの11月に他の経度で発生した攪乱現象である「mid-SEB outbreak」が前進してこの領域まで達した。GRSにせき止められる形でこの領域で停滞している。

 ・EZ領域は、今シーズンも明るい状態を維持しており、フェストーン(青黒いヒゲ状の模様)も確認出来る。

 ・NEBは、今シーズンも太い状態を維持している。 体系U=100度付近(GRSの後方の領域)にリフト(Rift:縞に出来る斜めの裂け目)が確認出来る。長命な白斑である[WSZ」が 体系U=145度付近の北端側に確認出来る。

 ・NTBは殆ど確認できない。NNTBは僅かに点在の様である。


撮影/菅野清一 氏 (上山市)

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