2003年5月7日　水星の太陽面通過画像

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Ｗｅｂ天文台／2003年5月7日　水星の太陽面通過画像

　水星の太陽面通過 (日面経過) は太陽の前を水星が通過していく天文現象です。
水星が内合の時は太陽と地球の間に水星が位置するが、水星の公転軌道面が約７度傾斜しているため、多くの内合では太陽の北か南を通り太陽面を通過することは少なく。水星の公転軌道の昇交点または降交点の近くを通るとき内合になる時にだけ、太陽面の前を通過していくのが見られます。
そのため水星の太陽面通過は5月か11月にしか見ることができず、5月は水星の遠日点に近いため、近日点に近い11月より頻度が少なくなります。
今回、水星は太陽面の北側を通過する。日本では、14時過ぎに始まり、17時前に食の最大を向かえる。しかし、食の最後は、水星が太陽面から離れる前に日没となるので、全経過を見ることが出来ない。ただ、西に行けば行くほど日没が遅くなるので、その分長時間太陽面通過を見ることができる。世界的には中東が好条件で、ヨーロッパが朝方に見られる。大西洋では日本と逆で水星が太陽面と重なっている状態で日の出、アメリカ西海岸付近では全く見られなかった。
　上の画像は神奈川県平塚市郊外(小田原厚木道路平塚ＩＣ付近）で撮影しました。

2003年5月7日　水星の太陽面通過画像・・・・・撮影 / 小山田博之氏

※　資料室・2050年までに日本で見られる月食と日食と、内惑星の太陽面通過のページ